２月から、東北応援ナースとして新庄徳洲会病院に就任しました。
子ども達の大学卒業をきっかけに、看護師としての自分のあり方を見つめたいと思い立ち、初めての転職に踏み切りました。
我が子のような若い世代に刺激を受けながら奮闘の毎日です。

環境や物品が変わり、今まで当たり前の様に行っていた業務すら戸惑っている自分に引き気味ですが、スタッフの皆さんが快く丁寧に指導してくださり、たくさんの人に支えられて働いています。２週間が過ぎた今では、少しずつ慣れてきて、自分のペースを掴み始めてきました。

私が以前勤めていたのは急性期病院です。重症患者を担当しながら業務に追われる日々でした。新庄徳洲会病院での配属病棟は、転院や施設入所までの繋ぎの方や、お看取りの方が多く入院されています。病院にはそれぞれの役割があり、治療が軸となる急性期病院と、療養や日常を大切にしている病院とでは、看護師としての基本的姿勢は同じですが、優先順位が違い、時間の使い方が変わってきます。
今は業務に追われることなく、ベッドサイドにいる時間が増え、今まで以上にゆっくりと患者さんと向き合うことができています。ここに来たことで今までとは違う視点で患者さんとの時間を過ごし「看護の本質とは・・・」そんな問いを意識しながら日々を過ごしています。年齢的に遠くへの転職に対して不安が無かった訳ではありませんが、新たな環境が私に与えてくれる刺激は、多くの学びや喜びを感じられる時間になりそうです。

私は病棟の窓から見える景色が大好きです。晴れた日は、遠い雪山の稜線まではっきり見渡せます。本当に綺麗で、洗っている手を止めて見とれてしまいます。
新庄市に到着した時は、想像を超える積雪量と毎日降り続く雪に驚きましたが、実はとても幻想的で不思議な気持ちにさせてくれます。仕事での充実はもちろんですが、病院から車をお借りできるので、雪国暮らしのノウハウを教わりながら、山形県をたくさん満喫したいと思っています。