庄内余目病院でTCLS講習会を開催|全員合格の充実した2日間

山形県の庄内余目病院にて、医療従事者を対象としたTCLS講習会が開催されました。
2日間にわたる講義と実技を通じて、救命処置のスキルを高めた職員たちの様子をご紹介します。
TCLSとは?
「TCLS(Tokushukai Cardiovascular Life Support)」は、徳洲会グループが実施する医療従事者向けの救命処置トレーニングです。
日本救急医学会の認定を受けており、一次救命処置(BLS)にとどまらない、より高度な対応スキルを学ぶことができます。
実践的なトレーニングで確かな力を
今回の講習会には、庄内余目病院の職員21名が参加。
初日は「心肺停止の病態」についての講義からスタートし、実際の医療機器や練習用の人形を使った実技演習が行われました。
内容は以下の通り:
・心電図・心拍の確認
・心臓マッサージ(胸骨圧迫)
・補助換気(バッグバルブマスク)
・除細動器(AED・電気ショック)の操作
使用されたトレーニング用人形は、心電図や呼吸に合わせて脈や胸部が動く高性能タイプ。
臨場感のあるシミュレーションの中で、参加者たちは真剣に練習を重ねました。
反復練習で全員合格へ!
初めは戸惑いが見られたものの、インストラクターの丁寧な指導と反復練習によって、技術はどんどん向上。
最終日の筆記・実技試験では、なんと全員が合格!
職員一人ひとりの意欲や集中力の高さが伝わる、非常に充実した講習会となりました。
TCLS講習を通して感じたこと
今回の取り組みは、単なるスキルアップにとどまらず、
「チームとしてどう命を守るか」を考える貴重な機会でもありました。
患者さんの命に向き合う医療の現場では、こうした教育の場がとても重要です。
庄内余目病院では、今後も職員の成長を後押しする環境づくりに力を入れてまいります。